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  1. スピを仕事にするなら

なぜ、スピリチュアルは性的少数者や障害者を無視するのか

一般的なスピリチュアルの書籍・サイトを見ていて、個人的にこんな疑問を持った事がありました。恋愛系スピならいつも組合せは男性(体も性自認も男)と女性(体も性自認も女)に限られてますし、身体・知的・発達障害等に言及しているスピリチュアリストはほぼ皆無。
揃いもそろって、主に女性向けの恋愛・結婚や復縁、財運を中心とした開運に言及するばかり。

おかしくない?

というわけで、その理由を考えてみたいと思います。

私がスピを疑う理由

まず、私自身が「スピリチュアル間違ってない?」と疑いを持ったのが、運命の相手と出会った経験です。
再掲しますと、2016年に近所のスーパーで、ある外国人に出会ったのです。見た瞬間に「この人が運命の相手だ」と理解したのですが(だいたいその場合は何の前触れもなくわかる)、言葉を交わすこともなく、お互いに目が合って1礼したっきり、二度と会うことはなかったのです。

もし、スピ関係の本に書いてある通りなら、たぶんこの人と結婚してますよね。なんの障害もなく結婚まで至り、トラブルもなくバラ色の人生を歩いていると思いませんか?

少なくとも、二度と会えないなんてことはないでしょう。

また、ソウルメイトについて言及した事がありますが、うちの職場にはソウルメイトさんがいました。ですが、こちらとも結婚するような関係には全くなく、たまに会うと「バカ」「アホ」と、どついてます(笑)これも、スピ関係の本が正しいならとっくの昔に結婚してますよね^^

というわけで、私はスピリチュアル関係のキラキラした本やサイトはすべて疑っております。まあ、「開運は漢方薬」で書きましたが、普通問題が一瞬で解決するなんて事、まずないもんね^^

なぜ恋愛は男女限定なのか

というわけで、改めての疑問です。
私は2~3年に1回ほど「先生、俺彼氏できたよ^^」と男子から報告を受けるほか、時々性的少数な当事者さんから鑑定依頼がきます。それを見ていて思うのが「恋愛対象が誰であれ男女問わず、恋愛で困っているのは皆一緒」という至極アタリマエな結論。なのに、供給サービスは圧倒的に男女間。

というか、同性パートナーシップなどに特化した占いって、まず見たことないですね^^;また、障害者の結婚やパートナーシップ、たぶん占いに頼りたい人もいるはずなのに、供給サービスはほとんどない。

というか、男性向けの占いサービスや思念伝達系サービスもないよね。

そろそろお分かりの方もいると思いますが、こうしたサービスがないのは「供給者が無知だから」と、「うまみがないから」なのです。

スピ的なはずの人が、最もスピ的じゃない

有名無名を問わず、スピ系サービスを出しているヒーラーさんは、基本世間が狭いです。というか、スピばっかり勉強して現実世界の問題を無視してるものだから、自分の中の差別意識や無関心、世間に広がる問題に気づいてないのです。私もこれはとても気をつけている部分ではあるのですが。。。
ですから、メインターゲットとなる女性にばっかり耳当たりのいい情報を出して、自分カルトにはまっていくと。

まあ、障害を持って生まれた人を「自ら試練を課して生まれてきた尊い人」とか言いながら、何の支援もしないし、そうした障害を持つ人の助けになる情報すら書かないもんね。むしろ、「自分の人生は自分で生まれる前に決めてきた」とか言い出して、敬遠している姿にはあきれます。

ヒーラー自身が障害者や性的少数者に対する勉強、社会問題の勉強をしないので、スピ界で取り上げられる事もない上、正しくスピを理解してない人が多いので、余計にこうした社会問題はスル―されるんですよね^^;
また、ココナラやランサーズストアで多い社会貢献のつもり霊能者(要するに素人)も、「業界はおかしい」とか言いながら、もっとおかしい社会問題には全く目を向けてないと。

「そんな波動の低いもの、私とは常識が違うんで」

だそうですよ^^;

要するに、スピ的で特別な力をお持ちの皆様は、無知と無関心からそうした問題に取り組まないという、とってもスピ的でない状況なのです。

恋愛と財運をターゲットにするうまみ

女性向けかつ、恋愛をターゲットにするのは、大変にうまみがあるビジネスなのです。というのも、女性は不安になりやすい上、1つのことにすごく執着する性質があるからです。
昔から、女性をターゲットにした霊感商法って多いですよね。

また、健康食品でもスピでもそうですが、高額かつネットワークビジネスを組み立てやすいのは、女性向けサービスです。ちょっと不安を煽って購入させ、それを使うことが善だと思わせれば、勝手に周りに押し付けまくってくれて、高額な料金を祓ってくれるからです。
男性の場合、大金を出してはくれるのですが、紹介が広がりにくい印象を持っております。

ですから、世の中の健康食品、健康法、占い、すべて見てみると、女性をターゲットにしているものが多くありませんか?

また、女性は1つのものに執着しますので、男性に執着している場合、「彼が取り戻せますよ」と言えば、結構な大金でも払ってしまえるのです。まあ、この場合は「より良い男性をゲットしたい」という本能を利用されているとも言えるかな^^;

ですから、女性をターゲットにして置くと、それも恋愛をターゲットにすると、女性の本能に根ざしているので、結構な金額が稼げてしまうのです。それも、誰からも検証を入れられずに。

なお、財運の場合は同じ原理を年配女性や、男性向けにやっているとお考えください。恋愛運は若い人が多いですので、ターゲットを変えているわけですね。

性的少数者や障害者は、スピ的にどう解釈すべきか

基本は普通の人と同じだと考えていただいて大丈夫です。妊娠中の母体の病気により、先天性の障害を抱えてしまうことは知られていますし、今、なんの障害もなくても、事故や病気で障害を抱えることはいくらでもあります。
また、先天性の障害にしても性的少数者にしても、人口の1割程度はいるのが当然ですので、特別扱いすることすらよろしくありません。原因は分からなくても、この世の中にいて、一緒に生活しているのですから。
(合理的配慮は必要よ)

ですから、本来占いは「どなたでもどうぞ」という、カウンセリング的なものであるべきなのです。

しかし、上記の理由から女性の恋愛運や財運に特化し、さも不思議な力で効果があるように見せかけている状況は、本来なら景品法で取り締まられるべきだと思うのですが。。。なぜか野放しなのよね^^;
(「○○円稼げる!」「コピペビジネス」は取り締まられてますが、同じじゃない?と思う)

ともあれ、障害者や性的少数者も占いを普通に楽しめる時代が来てほしいものです。

って、当たり前のこと書いちゃった^^;

思念伝達の代償

思念伝達や縁結びダメ、ゼッタイ
運命の出会いには悪い方もあります
天然100%はスピじゃない
敬愛法に注意!
発達障害も不登校も霊障ではない
無知な情報は人を殺す
健康被害を防ぐ科学的知識
どこよりも現実的な霊能者
スピ系セラピストは宗教を学びましょう

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