検索を分析していましたら、「DV 塩まじない」という検索ワードが何件か入っていまして。同じ方なのか、違うのかは不明ですが、とりあえず術でDVは解決できません。
お客様でもたまに相談があるのですが、経済的に自立できないために、現状維持を望む方も多いです。しかし、それは危険な選択ですので、知っておきたいことをまとめました。
DVとは
そもそもDVとは「ドメスティックバイオレンス」の略で、恋愛関係や婚姻関係にあるカップル内で、片方がもう片方に行う支配・暴力のことです。
(親が子どもにやるのが虐待、子どもが親にやると家庭内暴力ですね)
身体的・精神的・経済的・性的の4種類に分類され、わかりやすいのが身体的・経済的暴力(≒マネハラ)、証拠が残りにくく大変なのが精神的暴力(≒モラハラ)です。また、性的な暴力は夫婦の場合、望まない性行為だった事を証明しにくいのが大変なところですね。
特徴としては、加害者は外ではとても「いい人」ですが、家の中では横暴になる、365日中360日は優しいが、ひとたび気に入らないとブチ切れて加害行為に及ぶ、被害者を恐怖で支配し、被害者の世界や人間関係を壊す、といった感じです。
加害者の狡猾さについてはこちら
とくに、加害者はバレて社会的な制裁をくらうことを過剰に恐れていますので、被害者が自由に行動したり、友達と会ったりすることを嫌います。また、加害者が嫉妬深かった場合、仕事で異性(同性カップルの場合は同性)と話をしただけでも暴力のネタになりますので、仕事に支障が出てきます。
こうした事情から、DV被害者は人間関係を失って孤立させられます。また、仕事を失ったり、就職できなかったり、必要な生活費をもらえなかったりして困窮することが多いです。
悪ければ、24時間265日、いつ起きるか分からない暴力のせいで極度の緊張状態になるため、うつ病を発症するなどの危険もあります。
DV被害者は逃げることが優先
そもそも、加害者は弱い者いじめをしたいだけです。
ですから、そんなヤツの難癖に付き合う必要はない。反論したらブチ切れたなんて場合はとくに危険ですから、とっとと逃げましょう。
性犯罪を繰り返す人間もそうですが、力関係を利用して相手を支配するなんて精神構造は、素人が矯正できるものではないです。
つまり、あなたが我慢しても治る日は来ない、ってこと。
子どもがいるから、経済的に自立できてないから、といった心配はあるでしょうが、加害者に就職を制限されているなら、逃げれば就職できますよね。また、働いていなければ、シェルターなども避難先として考えられます。また、駆け込み寺はtwitterを探せば見つかりますので、別アカなどを使い、連絡を取ることもできます。→「Rivivcare」でも取材させていただいてます
また、被害者の特徴として「人様に迷惑をかけるから1人で何とかしたい」と考える方が多いです。
が、加害者は考える以上に狡猾です。
また、自分では気づかなくても、被害者は予想以上に助けを求める気力、体力が失われています。その状態で加害者の目を疑うような報復や、何でもありの引き止め作戦などと戦わなくてはならないわけで。知識も足りない中、法律関係の手続きを迫られる事もあります。
助けてもらった方がよくないか?
なお、私が逃げたとき持っていったもの、使った行政サービスはこちらに書いてありますので、これから逃げる方は参考に。(長いよ)
術は忘れないとかからない
というわけで、DV被害者の皆さんは塩まじないなんかしてないで、とっとと逃げなさいという話でした。
というのも最悪、命を落とすことがあるからです。
そんなくだらない理由で、自分のやりたい事もできずに死にたいでしょうか?
また、術はかかるまでに時間差が出る事もあります。簡単なものならすぐ結果が出るものですが(集合無意識に落ちるまでが早いため)、DV被害から助けてもらうなど、現実が大きく変わる場合は代償が大きくなり、結果として時間がかかる事も多いです。
また、苦痛から逃れたい=関心ごととしても大きくなるので、なかなか集合無意識に落ちていかない=いつまでも術やった事が忘れられず、効果を期待しすぎて逆効果、といったこともあります。
ですから、術やるなら「た~す~け~て~!!」と大騒ぎして、現実的に対処=逃亡しておいて、落ちついた頃に加害者がえらい目に遭えばいいや、くらいに考え、期待しすぎないようにしてください。
まあ落ちついてから、加害者からやられた苦痛を全部返す術やればいいんです。←なかなかえぐいですよ^^
というわけで先輩被害者(笑)からのアドバイスでした。
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