多分このサイトで一番使われない単語であろう「インナーチャイルド」。200くらい記事書いてるけど、初出かも(笑)だって、これウソやもん。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは、子どもの頃の満たされなかった想いのことです。これが潜在意識下で大暴れするから、今の不調や不都合が起きる、という説明ですね。
不調の原因だからインナーチャイルドはきちんと癒さないといけないし、しかもチャイルドは1名だけでなく、いっぱいいると。でもって、それは「すべて癒されないと幸せになれない」なーんて書き方で、2万位するインナーチャイルドワークに誘導しているものもあります。
が、はっきり言えます。
インナーチャイルド=「自分の満たされなかった願い」だ。
つまり、子どもの頃に親から大事にされなかった、つらい思いをした等の「悔しさ」「寂しさ」「悲しみ」などが消化されないまま残ってしまい、その代償を今も求めている状態ですね。満たされなかった思いがいっぱいあれば、そりゃーインナーチャイルドなるものも、山ほど出来ますな。
確かに、満たされなかった思いにケリをつけて前を向くことで幸せにはなっていくでしょうが、そのためにインナーチャイルドワークは必要ありません。
満たされなかった願いの満たし方
- 辛い思いや悲しみについて、「あの頃こうしてほしかった」「謝ってほしい」「この気持ちを分かってほしい」という気持ちに気づきましょう。
- 次に、気づいた気持ちを肯定しましょう。
- 誰かに話を聞いてもらいましょう。できればカウンセラー(国家資格者)がよいでしょう。
- 聞いてもらって元気が出てきたら、「こうして欲しかった」ものを、人に実行しましょう。
- 人がどのようにふるまっているかを観察し、真似するだけでも違います。
- プラスのフィードバックが返ってきたら、自分にとってそれが不利になってないかチェックしましょう。
- 最強は「ネタにする」と心に誓う事(笑)
まあ要するに、いかにして悲しみから立ち直って、前を向くか。グリーフワーク=ペットロスや肉親の死などから立ち直る方法と同じです。
私の場合は、母親からの締め付けが厳しかったので、それでやりました。
私が立ち直った実例
自分の好きなものは全否定、やりたいことも全否定、「あんたは何もできないから」と進路は母親が決め、生きていくために必要な女性としての知恵も一切教えてもらえず(料理・美容・人付き合いなど)、人脈はぶった切られて新たに作ることすら認められず。ついでに家を出ることもダメ。何もできないから(笑)
いやー書いてると笑えるな(笑)
皆さんよりはましでしょうが、香ばしい^^
で、このアンポンチンな母に対して「謝ってほしい」「人生返してほしい」と腹立てて反抗しまくっていたわけですが、ここからどうやって回復したか。
教職員なので、生徒に「自分がやってほしかった事」をやりまくっています。
きっかけは2年目くらいに、野次をとめない生徒を思いっきり出席簿で叩いて、相手から胸ぐらつかまれたこと。私は母に殴られても無抵抗だったのですが、その生徒は私に反論しながら胸ぐらつかんできて、すごいショックを受けました。と同時に、自分のやり方が母親そっくりでゾゾッΣ(° °川)
処分くらいながら、色々考えました。
で、結論が
- 「生徒1人1人を人として尊重する」
- 「生徒の話を聞いてから叱る」
- 「生徒の好きなものを自分も好きになる」
- 「約束は守り、ウソをつかない。先延ばしもしない」
うちの母親が娘にやってきた事の真逆でした。つまり、これが私にとって、母にやってほしかった事だったと。で、実行して結構になりますが、生徒から「先生~^^」と言われるたびに、ちょっとずつ満たされない思いが回復しております。で、最近では「あの時やられた事が、今に生きてる」感を味わっておると。
これは自分にもやっております。あとは、自分を思いっきり甘やかして、1人暮らしをいいことに、かなりだらしない事もします(笑)だって、トラウマ抱えてない人ってそうやって生きてるじゃん。その生き方に近くなれば、つらさも消えていくと。で、そうなって初めて「あの経験生きてる!」「ありがたい」となっていきます。
まあ、おかーさんは一生許さんがな(笑)
一応刺身並べられて謝られたけど(笑)
さて、そろそろお気づきでしょうか?
「ネタにして」ますね。実は、トラウマでもそうですが、ネタにするとトラウマになりにくいのです。というのも、誰かに話せないし、否定されるからトラウマになるのであって、そうでなければ=自分の怒りや悲しみ、恐怖に共感してもらえれば、立派な経験になっていきます。で、トラウマって自分の人生にとってマイナスなものですが、ネタとして皆様の役に立てば、それは立派な社会貢献で、ちゃんと元とれます。
だって、インナーチャイルドって呼ばれるものって、要するに「自分に損害与えた分返せ!」って喚いてるんだから、元さえ取れればなにも問題なし(笑)
注意点
「満たされなかった願い」を満たすための行動は「代償行動」といいます。しかし、この心のクセが必ずしも良いわけではないのは、皆さんもよくご存じですね。極端になったり、かえって自分が損したり。
子どもの頃おもちゃの車を買ってもらえなかったから、スーパーカーを買いまくるなんて実例もあります。
じつは、これが不都合の正体ですね。
不都合が起きてるのは代償行動と現実が合ってないから。そして、自分の願望に気づかないまま代償を求め続けてるから。ですから、ヒーリングなんかしなくても、社会の中で周りの人のふるまいを見ながら、自分のやってほしかった事を人にも自分にもやればいいと。
地道だけど、一瞬で治るトラウマなんかありません。
心のクセに気づいて、加害者より幸せになっちゃいましょう^^
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