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  1. タロットの使い方

タロットは使い分けるべきか、1つに絞るべきか

Spiricareでは、タロットは好き放題使い分けておりますが、中には真面目な方がいて、タロットは1つに絞ったほうがいいと悩んでいらっしゃったりするのですが。。。そもそもタロットは、1つに絞るべきなのか、それとも使い分けたほうがいいのか。

そもそも、私が使い分けておる理由ですが、「色々なカードが見られて楽しいから」です。

なんならヴィスコンティライダー版マルセイユ版タロットだけしか使わなくても、占いの都合上は何も問題ありません。
特に、ライダー版タロットは広く知られている分、お客様からも何をやっているかがわかりやすく、カードの解釈にイカサマがないことを理解してもらいやすい。そうなれば、イカサマだらけの占い業界で、信頼を獲得することもできるでしょう。

もっと言えば、卜占は「潜在意識から答えを持ってくる」のが基本ですので、タロットすらなくても「タロット占い」は可能です。

携帯の時計とかね(^^)

0〜21さえ出せれば、もっといえば1〜14と4種類のスートを特定できる手段さえあれば、サイコロ1つでもタロット占いはできます。

では、なぜ「色々なカードを使う」なんて無駄なことをするのか?

それは「お客様が楽しいから」と「カードによって引き出されるイメージが偏るから」です。

最近は新月リーディングでもあまり色々使わなくなっていましたが、以前はお金の鑑定と、自分に自信が持てない人の鑑定では、別のタロットを使っていました。
同じ鑑定内容だったとしても、時期によって違うカードが出てきたほうが、エンターテイメントとしては楽しい。とくに、占いを信じてない方には、鑑定内容で納得してもらうことが難しい場合もあります。そういうとき、状況によって色々なカード、綺麗だったり怪しかったり、面白かったりするカードが出てくると、単純な面白さで満足度を上げることができます。

まあもちろん、可能な限り納得してもらう必要はありますよ(^^;)

もう1つの「カードによって引き出されるイメージが偏る」についてですが、昔からあるタロットは別として、最近のアレンジタロットや、タロットを土台として1つの世界観を作っているデッキについては、そのデッキ固有のテーマがあります。例えば昨日紹介した「the Harbclafter’s Tarot」なら、ハーブを使ったクラフト魔術や薬草、治療などがテーマになります。

で、こういうテーマのあるタロット、綺麗なんだけど。。。

汎用性が高くないのよ(^^;)

テーマに解釈が引きずられるから(^^;)

たしかに、こういう薬草のタロットでお金や人間関係、恋愛を見る事は可能ですし、オラクルカードとして利用することもできますが、どうしても、「治療」「治す」といったイメージに引きずられます。だって絵柄がそういう感じだしね(^^;)
また、中国系タロットで読めば、どうしても易だとか、東洋系の色々に引きずられてしまう。

もちろん、それは悪いことではないのですが、解釈の幅が狭まってしまいます。

自分の得意な占い、テーマが決まっている人ならそれでもいいだろうけど、そうでない、色々なお題をやっていきたい人にとって、この幅が狭まるというのはよろしくない。だから、私はこういう絵柄が綺麗な、アレンジタロットを使うときにはテーマによってカードを分けることにしています。

とはいっても、やっぱり1つで済むライダーやマルセイユ、ヴィスコンティがどうしても便利なんですけどね(笑)

でも、プロなんだからお客様が楽しいかどうかも、考えないとアカンと思うのです。

そういや、最近は占いだけしかやらない、霊能を排除した占い師さんをよく見かけるのですが。。。こういう現実的なエンターテイメントとか、演出にこだわってる人をあんまり見ないなぁ(^^;)現実的だ、占いビジネスとしてやってるって言うんなら、俗世の接客業の基本くらい、やったらどうなんだろうかと思ってしまいます。

でないと、ただ「意味わからんものを排除しただけの手抜き占い師」になっちゃうぞ(^^)

もちろん、1つに絞っていても、お客様を楽しませるのが上手な方もいます。

そういう方はぜひ、1つのスタイルを貫いてください。
ということで、結局は「自分のスタイルに合わせてね」なんだけど、個人的には使い分け推し、とお考えください(^^)

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