プロが教えるケルト十字。分解がキモ。

タロットの使い方

プロが教えるケルト十字。分解がキモ。

はい、タロットの解説書には絶対に載っている初心者向け(笑)スプレッド。

ケルト十字といえば、ネット上でもたくさんの解説がありますね。

しかし、そもそもこんな難しいスプレッド、プロだって普段からは使わんよ(私はギリシャ十字メイン)。タロット本書いてる人、本当に普段から自分が使ってる知識を書いてるのかしら？という疑問が残りますが、ともあれ。

さて「初心者はライダー版」という言葉とともに、とっても有名なスプレッド。

机の場所も結構取るよ^^

で、だいたい①現状、②障害、③顕在意識…なんてやっていくと、枚数が多いもんだから訳わかんなくなっていくと。ですが、ケルト十字はとにかく分解して下さい。

左＝黒は自分の内面、右＝赤は自分の立場や周囲とのかかわりを表します。

左側のリーディング

まず、中央にある十字から読みます。①現状が縦になってるカード、②の障害が横になってるカードですね。
横の場合、左に絵の上部が来ている＝正位置です。

その後③顕在意識(上)と④潜在意識(下)が黒の矢印の順、⑤過去(左)、⑥未来(右)で読んでいきます。
あ、⑤と⑥は通常と逆で読んでます。理由は私が理系だから(グラフとおんなじ時間軸で読んでます。その方が分かりやすい)。

あとは、赤の矢印が横向きスリーカード(時間軸)、黒の矢印が縦向きスリーカード(顕在意識と潜在意識)ですから、最初にざっと読んで、分かりにくいところは赤と黒の矢印で分解してください。
そうすれば、読みやすくなります。

右側のリーディング

初心者を混乱に陥れる魔の右側(笑)
せっかく左でちゃんと読めたのに、右のカードに意味不明なものが出てしまって、「わかりませーん！」と叫んでしまう方が多い。

しかし、下から上に続く縦のフォーカードだと分かれば、何も怖くありません。

下から⑦立場や役割、⑧周囲、⑨願望、⑩最終結果です。

⑦が自分で、⑧との兼ね合いで⑨があり、⑦と⑧と⑨がそろって⑩になりますので、下から上に、成長していく自分の姿が出ているとお考えください。
分かりにくい方は、⑩と⑨をセットで読んで、⑦と⑧は無視もOK。

ですから、左で自分の状況が読めて、右で周囲とのかかわりが読めたら、総合していく作業になるわけですね。

で、①と②と③と⑨と⑩を中心に考え、あとは補足で考えれば結構です。恋愛占いとかなら⑧で、ライバルの状況とか読んだ方がいいんだけど、そうでなければ他は「ふーん」くらいで大丈夫です。まあ、気になるカードがあったら読むくらいですな。

実際に読んでみると

①現状＝ワンド8逆
②障害＝ワンド10
③顕在意識＝正義逆
④潜在意識＝吊るされた男逆
⑤過去＝ソードナイト逆
⑥未来＝ペンタクルキング逆

⑦立場＝カップ5
⑧周囲＝カップ3
⑨願望＝ソード6逆
⑩最終結果＝法王逆

というわけで、読んでみましょう。
これ恋愛占いで出なくてよかった～(^^;⑦の立場とか、めっちゃしょんぼりしてますし、⑧がライバルの状況なら、祝杯あげとるやん(笑)

まあ、仕事の相談なので似たようなものなんですが。。。

①現状がワンド8逆なので、状況が急にガラッと変わり、②責任が急にのしかかってきた。③顕在意識ではこれは正当ではないと思っているが、④の潜在意識では、自己犠牲を払うつもりは毛頭なく、むしろ「好き勝手やってやるよ」という状況ですな。
⑤のソード逆については、過去は考え過ぎて暴走、①＝現在が急変して立場が重くなり、⑥のペンタクルキングなので、偉い人には頼れなさそうな未来が待ってると。うわーきつい(笑)

右の立場ですが、⑦がしょんぼり、⑧が祝杯なので、職場的には自分が損して周りが喜んでます。しかも、願望が⑨どこか別の場所に行きたくない＝現状維持がいい、⑩法王逆なので今までの経験が崩れ去り、また1から頑張らないといけなくなるとのこと。

ちなみに、これは不本意な転勤になった人の相談です。

①と②で状況が変わって責任が増え、⑦でしょんぼり、⑨は「行きたくないよー」と(笑)

こんなかんじで、気楽に読むのも上手なリーディングには欠かせませんな(笑)