皆様は小アルカナは絵札(場面の絵、ライダー版など)、数札(器物の絵、マルセイユ版など)どちらがお好きでしょうか?
私は断然数札派なのですが、今日は小アルカナが絵か数かによって、どれだけ印象が変わるかを検証したいと思います。リーディングに反映される大切な情報ですので、見逃されませんように。→ライダー?マルセイユ?デッキで読みは変わるか?
有名デッキで見る絵柄の違い
はい、それではまずライダー版の難カード「ソード2」「ソード3」ですね。とくに「ソード3」については読みにくいという意見を耳にします。まあ、この絵見る限り、どちらも危険や痛々しさなどを感じ取ることができそうです。ですから、「ソード2」=迫りくる危険、「ソード3」=悲しみ、ハートブレイクなんて読むことができそうです。
では、こちらはどうでしょうか?
数札の代表格、マルセイユ版です。左が「ソード2」右が「ソード3」となっておりますが、先ほどの危険や悲しみといった印象は受けにくいはずです。
むしろ、絵の配置から「ソード2」=循環=昔からの試練と取れたり、剣から植物が生えているので「ソード3」=ワンランク上に上がるなんてリーディングもできそうです。ライダー版に比べ、解釈の自由度が上がります。
さらに静かな印象の小アルカナです。
絵がうるさいって?色彩がうるさくないのがいいでしょ(笑)こちらも左が「ソード2」右が「ソード3」です。マルセイユ版よりさらに単純な絵ですね。
ですから、「ソード2」=試練が動き出す、「ソード3」=最初の壁なんて、数の意味×試練、思考の意味でリーディングできてしまいます。思考だったらもっと分かりやすいですね。また、2を突き破って3が登場する、というような解釈でリーディングが進められます。自由度はさらに上がりますね。
ライダー版の「危険」「悲しみ」といった意味よりも、思考の側面が強くなってきます。
絵柄が変わると解釈は違う??
このように、絵札か数札かで、かなり解釈が変わってきます。とくに、ソードの解釈が大分変りやすいかなと感じておりますが、ワンドもまあ分かりにくい(笑)そして、絵柄が違うとこれだけインパクトがあります。
ソード10ですね。
ライダー版だと非常に痛そうな絵柄ですが、マルセイユ版だと、ただの剣の絵でしかありません。私はソード10=試練の達成と読むことが多いですが、マルセイユ版だと単なる達成で、ライダー版だと「嫌な意味での」達成になると取っております。
実際こんな風にはなりたくない(^^;)
どちらが正しいというわけではないのですが、どうしても絵札は絵以外の解釈が難しいです。
ライダー版の「ソード」のように、悲しみやネガティブ感を強調していると、その解釈でカードが出てればいいけど、「思考」の意味で出てきたときに解釈がつけにくいということですね。また試練=ポジティブだと考えてる人にとって、ライダー版のような絵はとまどいが発生します。
ですから、実は小アルカナのオール絵札って難しいのです。まあ初心者がある程度の解釈をつくるにはイメージづくりで向いてるけど、それ以上のレベルになると、絵が邪魔になってきますと。しかし、またレベルが上がると再び絵札が使いやすくなってくるのです。不思議ですね(笑)
これに対し数札は、初心者が使うにはとっつきにくいし数×スートなので両方の意味を抑える必要がありますが、単純な絵の分解釈の幅が広がります。だから、解釈を何通りも考えられる、場合分け得意な人に向くわけですね。
それぞれの特徴を押さえて、リーディングしてみてください(^^)
なお、よくあるご質問の1つに「絵柄によって解釈が違ったり、人によって違ったりすると、最終結果も変わりますよね?それって意味あるんですか?」というものがございます。
はい、確かに不思議ですよね。ですが、大丈夫なのです。最終的にみんな同じ解答に行きつきますから。
占いの不思議なところなんですが、どれだけ変わった方法だろうが、カードが違っていようが、みんな占う内容に対して同じ答えになるように解釈してしまうんですよ。おそらく、人間の身体感覚が微細な空気感や無意識の情報を読みとっていて、カードがそれを見える化しているのだと考えています。
ですから、安心してリーディングしてね(^^)
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