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  1. スピリチュアルの基礎知識

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高めるために、ヒーリングをすすめてくる業者がいらっしゃるようですが、そういうのは逃げて大丈夫ですよ、という話です。そもそも、ヒーリングは生霊まがいのことをやりますので、施術者の腕がへぼいと念が取り憑いてしまい、お客様にご迷惑をかけます。(遠隔ヒーリングについて)

また、自己肯定感が低い方や、トラウマを経験した方は、スピリチュアル的な方法よりもカウンセリングと行動療法の方が効果が出ます。
だから、「遠隔で体が治ります」って言ってる人はガチのことが多いですが(セクハラ野郎がいるんで、全部とは言わん)、精神や心が軽くなる程度なら、カウンセリングの成果なのか、ヒーリングの効果なのかわからんので、受けなくて正解です。←なんならそのお金で友達とお茶にでも行きましょう(笑)

自己肯定感とは

そもそも、自己肯定感とは、「自分は大切だ」という気持ちを抵抗なく持てるかどうかですね。自分は大切な人間だと思える=自己肯定感が高いとみなします。また、自分は重要な人間だ=自己重要感や、自分がしたことで、誰かに認められた=自己効力感が、その要素をなします。
自己肯定感が低い方は、この自己重要感や自己効力感がない方が多いです。

こうした自己肯定感は、人間関係により形成されます。一般的に、親子の愛情がとても大事だとされますが、親から愛情がもらえなくても、成人後でもちゃんと育つところを見ると、そこまで重要ではないかな?と思っております。

むしろ、人間関係ですから、ちゃんと周りの人間に認めてもらえる環境があることが、もっとも大事です。

性犯罪やDVの被害、犯罪被害、虐待やいじめに遭った方が、自己肯定感が落ちてしまうのは、こうした被害に遭う自分を大事だと思えないからですね。自分を責めてしまうことに加え、周りからの無神経な言葉で傷ついてしまい、自己重要感をなくしてしまうのです。また、何もできなかった無力感は、自己効力感を奪います。
そして、自己肯定感がなくなってしまうと、自分を大事にできない→自分のために行動ができず、人から搾取されてしまう、自分を利用しようと近づいてくる人を、大事にしてもらっていると勘違いして騙されてしまう、ダメ出しをしてサンドバッグ化してくる人が自分を思ってくれている人だと思い込んでしまう、といった弊害が出ます。

セルフネグレクトなども、こうした自己重要感がカギを握っているといわれます。

自己肯定感を高めるには

低くなってしまうと、人から利用されたり、サンドバッグにされてしまったりしても排除できなくなってしまうといった、怖い性質を持つ自己肯定感。しかし、これは簡単に高められます。

自分が好きなものを、他人も「いいね」してくれることですね。

私は学校では、生徒が好きなものをできるだけ一緒に見て、好きになる努力をしています。ホラーゲームなんか苦手なんで、勘弁してほしいんですが(笑)しかし、好きなものを相手も好きになってくれることで、自己効力感が育ちます。
また、誰かにとって役に立つ情報を出したり、他人のために働いて感謝されたりするのも、自己効力感を高めるためには有効。(要するに、小さな成功体験ですね)
そして、自己効力感が高くなると、それができる自分=大事な自分となり、自己重要感も上がります。

自己重要感は、高めるのが難しいといわれますが、個人的には「プライベートを守る」ことかなと思っております。海外の性教育では、3歳児に「水着で隠れる部分=プライベートな部分は他人が勝手に見たり、触ったりしてはダメ」と教えます。つまり、プライベートの部分は尊重されるべき部分、というわけです。

自己重要感が低い人は、プライベートな範囲が小さいか、プライベートに侵入されたら排除してよい、ということを実感できない人かなと、経験上感じております。もちろん、体のプライベートもそうですが、心にもプライベート空間があるわけで、それを踏みにじるようなことをされたら怒ってよいのです。
が、自己重要感が低いと、怒れない。

そして、怒れないから自己効力感を失ってしまう。

そうならないように、心身のプライベートを守るわけです。
そして、そのプライベートがどこにあるかを見つけ、つらい経験を吐き出すために、傾聴やカウンセリングがあります。つらい経験に理解を示してもらうのも、自己効力感を回復するには有効です。そして、ずっと侵害され続けた心のプライベートを見つけることで、それを守る=自己重要感が出てきます。

だから、自分のためにお菓子を買ったり、コスメ買ったり、施術受けたりするのも自己重要感を高めるのには悪くないけど、このプライベートがしっかりできないと、あまり意味が出てきません。

また、行動療法は、カウンセリングで出てきたプライベートを守る行動を身に着けることで、日常の生きづらさを取り除いていくのに役立ちます。

ちなみに私の場合ですが、私は道理と礼儀と倫理が心のプライベート空間の中心をなしています。ですから、失礼な人間や倫理的にNGなことをされたら、上司だろうが子供だろうが、普段からは想像がつかないくらい怒ります。生徒などは、その日1日寄ってこないほどですが、こうした「一線」は、人間関係で尊重されるためには必要です。ですから、自己肯定感が低くてお困りの方は、まず、自分が何に腹が立つか、何を大事にしているかを見つけてください。

親の愛情は自己肯定感には重要でない

よく、親の愛情によって3歳までに自己肯定感の基礎が作られるといわれますが、3歳以上でも、自己肯定感の基礎は作ることが可能です。不良が施設の人や、先生との出会いで再生していく、といった話はよくありますが、もし親の愛情で3歳までに自己肯定感の基礎が作られるなら、成り立ちませんよね。
しかし、そうなってないということは、親の愛情と自己肯定感はそんなに関係がないのかな、と思います。

もちろん、いらないとは言いません。

しかし、親からの愛情に恵まれなかった人でも、ちゃんと自己肯定感を高められることを考えたら、気にしなくていいのではないでしょうか?←虐待被害者で自分を責めてしまう場合も、別の人からの愛情がもらえると、親の愛情にこだわらなくなることが知られています。

むしろ、人間関係の中で高められるものなので、積極的に友達を作り、自分のプライベートを形成していくこと。また、社会に働きかけて認められていくこと(仕事で褒められるとかでOK)。これが、一番なのかなと思っております。

ですから、怪しげなヒーリングなんか受けてる暇があったら、自己を分析して、プライベートを作ってほしいなと思うのです。

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