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  1. スピリチュアルの基礎知識

災害のスピ的な考え方

台風が次々と上陸し、大混乱に陥っておりますが、災害ってスピ的にどうなのか?という質問を受けましたので、お答えします。まあ「プラスチックのタロットカードを真夏の車の中に放置してしまいましたー。これって霊的な意味ありますかー?」よりは霊的に意味あることだとお考え下さい。←本当にあった相談^^;

災害は地球の代謝

地球は生きております。
理科の授業で地球の内部にはマントルと核があって、地殻変動の原動力になってますよ、と習うわけですが、このマントルに乗って大陸プレートが動く→端っこが引き込まれてひずみができる→反発すると地震が起きますね。また、風も地球の自転により大気が動いたものだし、海水温によって熱帯低気圧ができるのも、風の動きによるものです。
つまり、地球は自転してる&公転してる&地殻の内部で動いてるので、生きてると言えるんですね。

で、災害になる現象は、生き物が全くいなかったら災害でもなんでもないんです。被害出ませんしね。人間の「ちょっと伸びしました~」くらいの感覚で済みます。

ただ、地球には生き物が大量に乗ってますから、巨大な「ちょっと伸びしました~」が、上に乗ってる生き物にとっては致命的な災害になってしまうのです。まあ、人間が寝っ転がったら微生物が大量に死ぬ、みたいな感じだとお考え下さい。
まあ、1.5mと4万㎞では桁違いの差がありますので、さもありなんって感じですが^^;

災害=神の怒り

さて、人間がいなければ単なる代謝ですが、人間の暮らしに甚大な被害を与える地球さんの活動。しかし、古代はそれが解明できなかったため、災害は神様の怒りだとする説が世界各地にありました。

たとえば、中国では日照りなどの異常気象や、水害、虫の大発生=君主がアカン政治やってるから、ということになり、君主は節制して神や先祖に祈る必要がありました。また、日本では火山の噴火=火山の神様の怒りですので、その怒りを鎮めるために、噴火した火山に位を与える、といったこともされてきました。
ヤマトタケル伝説でも、船旅の途中で大荒れになった=海の神様が女性が船に乗っていることを嫌ったと解釈→ヤマトタケルの妻が海に入って怒りを鎮めた、といった話が出てきます。

まあ、日照り→大気の状態で雨が降らない、水害→大雨で増水した川の堤防が、弱い所から切れて洪水、虫の大発生→時々起きる生物の異常発生だとわかってますし、海のしけや荒れなども、天気予報を見れば現代では予測がつきます。

そんな現代では神の怒り説は迷信だとされますし、台風なども予測できるようになりましたが、それでも甚大な被害が出ると、なんとなく神様が怒っているように見えてしまうのは、人の性かもしれません。まあ、神様に祈るよりは、対策をとることが大事だと思います。

災害を恐れるよりも、災害の教訓が大事

もちろん、災害を怖がる気持ちは悪い事ではありませんし、当然だと思います。自分だけは被害に遭いたくない。それもすごく分かります。ですが、災害を怖がることよりも、災害の教訓の方が大事なのです。

近年、台風の影響で電車が計画運休するようになった→災害時に休みになるところが増えた、といった変化が出てきました。つい数年前まで、ギリギリまで運転して、いきなり運休したり、災害時に這ってでも店や会社を開けるのが常識だとされていたのですが、そうでなくなった。災害の教訓は、こうした社会の変化をもたらしてくれます。
おそらく、昔から災害時に危険を冒して学校や会社に行くことに、疑問を持っていた人もいたと思われるのですが、社会が「這ってでも行くのが美徳」としてたからこそ、なかなか言い出せなかった人も多かったと思うのです。

また、各地で頻発する災害については、知恵が蓄積されるようになりました。例えば寒波が来る→水道の元栓を閉める(寒冷地)、台風が接近→お風呂に水をためる(三重、愛知)、災害時の積み立て貯金(三重)などなど。

近年の災害頻発は、人々の防災や備えについての情報共有を活発にしていますが、こうした知恵が蓄積されると、被害はより抑えられますし、災害に適応した社会ができていくのです。実際、火山の噴火など災害が多かった江戸時代では、幕府の命令で米やお金の備蓄が奨励され、それが人々を救いました。
また、現代ではTwitterなどで情報が共有され、災害時の避難所や避難生活の問題も改善に向けた取り組みが始まっています。それだけでなく、情報が共有されることで、次の災害に向けた備えができて、減災につながる例も出てきました。

つまり、災害にスピ的な意味があるかどうかは別として、災害によって教訓を得て社会が変わっていくことが、人間にとって尊いのだと思うのです。

とはいえ、連休ごとに台風が来ればレジャー業界などは商売になりませんし、大きな被害を受けた地域の復興支援は欠かせません。それらに対する配慮も大切ですが、災害という大きな課題から、沢山の教訓が生まれ、それを乗り越えて社会を良くしていく。そして次世代がよくなっていく。もし災害に霊的に意味があるなら、そういうことだと思います。

まあ、個人的には日本人は働きすぎなので、災害でもないと緩和されないのかな?なんて不謹慎なことを考えております^^;

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