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  1. 魔術とビジネスと

「なんでも願いが叶う護符」の使い方

世の中には「なんでも願いを叶えてくれる」という便利な護符がございます。これがまた、身内の大病から仕事運まで、なんにでも効果を発揮してくれる護符なのですが。。。この「なんでも」という点がクセモノでして、顕在意識で臨んでなくても、潜在意識で臨んでると叶ってしまう、という問題点があります(^^;)

顕在意識では「お金持ちになりたい」と思ってるのに、潜在意識で「今のままでいい」と思ってるとかですね。。。

で、使い道を誤ると、思わぬ事故につながりますので、「なんでも願いが叶う護符」の使用方法について、解説したいと思います(^^)
使いこなせると、なかなか便利ですよ(^^)

ミダス王の手

「むかしむかし、ギリシャにミダスという王様がいました。
この王様があるとき、デュオニソス神の養父かつ教師である、シレノスを助け、もてなしたことで褒美をもらえることになりました。なんでもいいと言われ、ミダス王は「触れたものがすべて黄金に変わるようにしてほしい」と願います。

願いは聞き届けられ、ミダス王が触ったものは、小石でも枝でも、なんでも黄金に変わったのです。

が、問題はすぐに起きてしまいました。

食べ物も水もすべて黄金に変わってしまい、ミダス王は食事ができなくなってしまったのです。また、娘に触れると、娘は黄金の彫像に変わってしまいました。
ミダス王は、これが呪われた能力であることに気づき、デュオニソスにこの能力を失わせてくれるよう、願います。その願いは聞き届けられ、パクトーロス川で王が水浴びをすると、力は川に移り、ようやく彼は解放されたのでした。」

ギリシャ神話に登場する、ミダス王の逸話です(^^)→Wikipedia
「王様の耳はロバの耳」の王様でも知られますが。。。呪われてばっかりやな、この人(笑)

ではなく(^^;)

この逸話が、魔術の危険性を表しております。というのも、ミダス王はおそらく「自分にとってどうでもいい物だけが、黄金に変わってほしい。それによって富を得たい」と願ったでしょう。が、そうは都合よくいかず、娘を失い、さらには自分自身も食事も、水を飲むことも叶わなくなります。
つまり、人ならざる力を使うときは、範囲をきちんと絞り込まないと、望まない結果を生み出してしまうわけですな(^^;)

これと一緒で、「なんでも願いを叶えてくれる護符」を、普段から使用すると、自分が望んでいなかったことまで叶ってしまい、大変なことになりかねない。

どうしましょう。
潜在意識で「貧乏になりたい」って思ってたら(^^;)
「あの女死んでくれ」とか思ってて、その人が事故で死んだら、責任取れます?

というわけで、普通は用途が決まっている護符を使うのが、一番安全です(^^;)

そもそも、用途が決まってる護符ですら、思わぬ事故起きるからね(^^;)→実例

なんでも願いを叶えてくれる護符の用途

それでは、この「なんでも願いを叶えてくれる護符」は、どうやって使うものなのか?憎い相手を呪殺?気に入らないオッサンを不幸にする?←物騒ですが、本当に使われた例です(^^;)やめてね。

実は、この護符は「どうしても心の底から叶えたい願い」をかなえるためのものです。用途で言うと、神仏への祈りを通りやすくしたり、願いを叶える力を底上げしてくれたりするわけです。
(願いには色がついてないので、本人にとってネガティブでも、叶ってしまうと)

ですから、有効なのが「身内の大病平癒」。

それから、自分が生きるか死ぬかで、どうにか助けが欲しい場合ですね(^^)

そういう時には遠慮なく、「如意」という言葉がつく護符を使ってください。如意=意のままに、という意味で、中国系の霊符だと、この言葉がつく護符は「なんでも願いを叶えてくれる」ものです。また、惑星魔術でも、なんにでも使える護符がいくつかありますので、それも使えます。

ただし、神社でも護符でも「なんでもしますから!」と願うのはダメね(^^;)

ヘタすると自分の命と引き換えに、大病の身内を救いかねない。。。

なお、使い方は通常の霊符と一緒ですが、裏に願望を墨書きします。強く願っている1つに絞って使う方が、効果が高くなります。今回、これを書くために実際にやってみたのですが。。。ほかの用途がある霊符を底上げしてるような感覚がありました(^^)
試験のお守りなどに、試験突破の護符と併用するのもアリですね。

また、中国霊符だとたいがいの願望には対処できますが、用途が決まっている護符にない効果もあるんだよね。。。そういう時はコレを使います(お客様に書く霊符は、怖すぎるので絶対に入れませんが(^^;))

金運とかの使い道なら、収入を増やす霊符を作って、そこに「収入の道を新しく作る」効果として入れるなど。あとは、「会社が副業を認める」など、現代ならではの用途ですね(^^)今だと副業もしやすい時代なので、こういう用途なら使いやすいでしょう。

間違っても、呪いと恋愛には使わないでね(((°△°;;)))

(恋愛に使う→顕在意識では知覚してない感情の影響を受けて、思わぬ事故が起きる。呪い→叶うけど対価がエグイ。そもそも、呪いはコスパ最悪の術です)

まあ、術やってでも仲良くなりたい相手って、たぶん相手のこと対等な人間として好きじゃないわ(^^;)あと、復縁や不倫だと、意地になってるから叶ったとしても、余計なトラブルも招きます。そもそも、恋愛・呪いなど相手があるものを叶えさせる出力を出したら、たぶん一般の人だと寝込む。

その他、便利な使い方

というわけで、使い方を限定する、どうしてもの緊急事態に、その解決の用途だけで使うのが安全ですが、護符が作られた時代とは違う価値観から出る願いにも、対応が可能です。

例えば、中国霊符で子孫繁栄だと「男子をたくさん得る」、みたいな感じになりやすいのですが、そうでなく女子をたくさん欲しい場合などは、「なんでも願いを叶えてくれる護符」の方が便利です。まあ、この場合は「男子をたくさん得る」と併用して、「男子」の部分を「女子」に変えてもらうとかかな?
また、古代には結婚の許しをもらうという価値観はありませんが、現代なら「結婚したいけど、親が反対している」時の手段として使えます。

また、古代の病気にはがんがありませんので、万病に効く霊符と併用して「がん封じ」的に使うことも可能です。

まあ、調整弁みたいな使い方だと思ってください。

ただし、それ以外の願いもバンバン叶えようとしますので、必ず護符の裏に、用途を書きしるしてください。また、長い期間使わないでね(^^;)

(余談ですが、うちのお客様にこれ系護符をお渡しすると、食べ物をもらう方が多いです。もしかしてと思って聞いてみたら、食べるの大好きな方が多かったので。。。ダイエットをお考えの方は、避けた方がいいかもしれません(^^;))

というわけで、実は怖いけど使えば便利、「なんでも願いを叶えてくれる護符」でした。使うときは気を付けて使ってくださいませ(^^)
(実物は掲載しません。間違って呪いや恋愛に使う人が出ると、事故になりますので。。。まあ、ネットで調べれば簡単に画像見つかるけどね)

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