時々お客様から相談を受けるのですが、「人の死期が分かる」という問題について。元気なはずの人を見ていて「あ、死ぬかもしれない」と思ったは良いが、本人に伝えれば嫌がられ、周りに伝えれば「そんなわけない」と一蹴され、結局何もできないままその人を死なせてしまう、というアレですね。
ひどいと、本人や周りから「死ぬのを待ち望んでいる」なんて陰口をたたかれ、本人が亡くなった後には「気持ち悪い」と敬遠されます(^^;)で、死ぬかもしれないと思った当人は、助けられなかった徒労感ややるせなさ、周りからのひどい言葉で参ってしまうと。。。
そんな、誰も得しない「死ぬかもしれない」予感について、書きたいと思います。
予感が起きるわけ
昔から「虫の知らせ」と言いますが、親戚や親しい人だと、亡くなる前や大病をする前兆のようなものを受け取ることがあります。親しい人同士は霊的なエネルギーのつながりが強くなっているので、何かあったとき、無意識のうちにメッセージを飛ばしてしまうのでしょう。
(思念伝達に近い状態ですね)
また、直接会った場合などに、変調を感じ取る事も考えられます。
例外としては、そんなに親しくもない親戚が亡くなる前兆を見た、芸能人が亡くなる前兆を感じた、と言った場合があります。
この場合、例えば血縁同士なら、遺伝子が一部共通だからではないかと、私自身は考えています。何か、テレパシーのようなものが血縁に飛ぶのではないかと。「血は争えない」と言いますが、同じような遺伝子を持っている人の中でしか通じない何かではないかと思っております(文化的なものは後からでも習得できますが、身体表現など、後からだと取り返しがつかないものがあるため)。
または、あまり親しくないけど亡くなる方は自分を良く思っていて、何かの拍子に思い出した、といったことも考えられます。その思い出した拍子にエネルギーが飛んで行った、というわけですね。
一方の、芸能人など全く面識のない方の場合。
これは、特に霊感が強い人や霊能者に多くなります。今年に入り、志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなりましたが、テレビやニュースで顔を見た瞬間、無意識でそうした運命を感じ取ってしまう、といったこともあります。
この原因は、残念ながら分かりません。というのも、自分がファンでずっと追いかけている人なら、無意識の表情やその他の情報を読み取っていると考えられるのですが、全く知らない人の死亡まで感知できるとなると、説明がつかないからです。ですが、あえて言うなら「人が亡くなる前に共通の表情や特徴があり、それを無意識に感じ取っている」といった感じになると思います。
「死ぬかもしれない」を伝えるには?
さて、この「死ぬかもしれない」という感覚ですが、日本では縁起でもないことを言うと叩かれますから、本当は黙っておくしかありません。ですが、それだと感じ取ってしまう人間のメンタルがやられます。また、これを感じ取らないように、感覚を鈍くしようと思ったら、オニキスやオークの木のように、防御となるアイテムを身に着けるしかないかな(^^;)
(感覚を開く方は簡単だが、閉じる方はむっちゃ難しい。正直なところ、開いたらアウト、という感すらあります)
では「せっかく感じ取れるのだからその人を助けたい!」という身の程知らずな正義感にあふれた方は、どうすればいいのか?
そもそも、死ぬべき人の運命を感じ取ってしまう理由は、その人が最後の時をよりよく生きる手助けをするためです。死という未知の恐怖に寄り添い、この世に悔いを残さず、迷わないで行くべき場所に行けるように、導く必要があるとお考え下さい。
残念ながら、どれだけ頑張っても死ぬべき運命は変えられません。せいぜい、事故死が別の事故死に代わるか、急な病死になるかでしょう。こちらが死因を分かっていない場合は、対策をとる事すらできません。←運命を決めるのは神様の仕事なので、仕方ありませんね
ですが、あえて伝えようとするなら、まずは信じてもらえるような人間関係を作ることでしょう。死因が分かる場合は「事故に気を付けてください」「ちょっと体調がおかしそうだから、念のため病院に行ってください」というように、相手やその周りの人に気を付けてもらうよう、伝えるしかありません。
これも、全く知らない人間や、普段から仲良くしていない人間が言っても、受け取ってもらえない可能性が高いですが。。。
本当にすべき対応とは
なお、通常の対応としては、亡くなるであろう方のために祈るのが正解です。亡くなる前には神仏や、その他相手の宗教に合わせて(分からない場合は相手の無事を祈る)、加護を願います。亡くなった後は、相手の冥福を祈り、迷いなく行くべき場所にたどり着けるよう、願います。信じてもらえないことが多い以上、これしかできないと思っておいた方が良いです。
ただし、もし相手が信じてくれて、やり残したことなどあった場合は、ぜひその方を手伝ってあげてください。とくに、病死の場合は相手も覚悟ができやすいので、手を差し伸べやすいのかな、と思っております。
(逆に言えば、事故死は救えないほうが多いと思ってください。自殺の場合は、なんとかして思いとどまらせることはできますが、結局亡くなることが多いようです)
「この人死ぬかも」と分かっていながら、何もできないまま当人が亡くなってしまうのは、精神的にはかなり厳しいものです。ですが、死を避けることは出来なくても、やれることはあります。ですから、無理に伝える必要もないかな、と最近は思うようになりました。
伝えれば、言ったときには楽になるでしょうが、周りから白い目で見られ、嫌な思いをする上に結局誰も幸せにすることがありません。万が一助けられたとしても、別のことで亡くなってしまうのであれば、祈るしかないですね。←魔術で無理やり取り戻そうとすると、自分が死ぬ事もあります
または、亡くなった周りの方が悲しんでいて、立ち直れなさそうなら寄り添ってあげるなど、グリーフケアに回るしかありません。霊能者のすべきことは運命を捻じ曲げることではなく、その運命になってしまったことを嘆く人々に、運命を受け入れさせ、苦しみを取り除くことではないかと思うのです。
占いの3禁忌に、「死すべき運命を伝えない」がありますが、神様の領域に人間が入ったらいけませんね。
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