真言の唱え方について。間違った方法を使うと危険だと言われますので、知見を紹介します。
真言とは
真言=マントラとは、大いなる神様や仏様に対して帰依の気持ちを口に表すことで、その加護をいただこうとする言葉です。密教では身・意・口の3つが揃うことで即身仏=生きたまま悟りの世界に行けると考えられ、そのために仏様の印と対応する真言が尊ばれてきました。
平安時代中期くらいからは現世利益が尊ばれるようになったことから、特定の仏様への加護を求める祈りの言葉として流行します。
よくある質問が
「サンスクリット語で唱えるべきか」
「省略して唱えて大丈夫か」
ですね。
これについては、正しい抑揚と発音であれば、日本語で構いません。お守りとして持つ場合にはサンスクリット語の正しい表記である必要がありますが、唱える時はyoutubeなどで検索すると出てくる発音と抑揚、トーンで唱えれば大丈夫です(例:「薬師如来 真言 唱え方」で出てくる動画を参照)。
また、歴史的にも省略バージョンなど、色々と作られましたが、基本の意味が「仏様に帰依します」となっていれば使ってOK。
まあ、あちらの世界に届けば言語やバージョンは別に何でもいいよ、ということですな(笑)まあ、そうでないとチベット仏教やインドやネパールや、その他いろいろな地域で唱えられてるのに、どこでも一定の効果があることが説明できませんな。
ちゃんと唱えないと効果ないどころか、変な悪霊に取りつかれるけど。
祝詞とは
祝詞とは、日本の神様に対するお願いの文です。神社のお祓いなどで唱えてくれるあれですね。有名なのが「祓いたまえ、清めたまえ、守りたまえ、幸い(さきわい)たまえ」で、その他色々と種類があり、長い物になると30分以上太鼓をたたきながら唱えることも。。。
これも、正しい唱え方はyoutubeで検索できます。真言と違い、古語とはいえ日本語なので、真言よりは分かりやすいかな?まあこれも、対応する祝詞をその神社で唱えないといけないので、正式にはとっても手間。
たとえば、伊勢神宮で「大祓祝詞」を唱えるとかね。
間違っても「龍神祝詞」をお稲荷さんで唱えてはいけないわけで、分からんのだったら「祓いたまえ、清めたまえ」を唱えておけば間違いはないでしょう。
真言の唱え方
- お祀りする本尊様を用意する
- お祀りする本尊様のご真言の正しい発音とトーンをyoutubeで調べる
- 本尊様にお茶と水とお菓子を供える
- 合掌する
- 正しい発音とトーンで真言を唱える
3回、7回、21回、108回のいずれかで唱えて下さいね。
なお、本尊様はお寺で開眼供養してお祀りください。普段から持ち歩く懐中仏とかならいいけど、安置するタイプだと空っぽの仏様に変なものが入る危険があります。なお、本尊様を祀る祭壇と、厨子=仏様用の棚を用意し、そこに安置して拝む時だけ出すこと。出しっぱなしはNGです。
花、灯明、線香のお供えについては、花と灯明=ろうそくはおすすめしますが、線香は仏様を祀る上ではおすすめしません。花は仏壇用の常花などでも大丈夫です。
なお、こうした措置をせず、何もないところで合掌して唱えても大丈夫です。
また、本尊様が用意できない場合は、寺院の仏像の写真を携帯に入れ、お供えをして唱えて下さい。唱え方は同じです。←ネットを通じてそのお寺にちゃんと届くので、問題なし^^
祝詞の唱え方
基本は真言と同じです。
- 神棚やお札を用意する
- 唱えたい神様の祝詞を調べる。youtubeで唱え方も。
- お茶と水とお菓子を用意する(神棚の場合は榊とお酒と水)
- 二礼二拍手一拝して祝詞を唱える
祝詞は「祓いたまえ、清めたまえ」なら3唱、その他は1回で十分です。まあ「大祓祝詞」なんて3回唱えたら、たぶん2時間じゃ効かないです(笑)
先ほどとまったく同じ図ですが。。。(笑)
私自身はこのように仏様と神様は区別せず、1杯のお茶と水とお菓子を回して、家に来た順に真言、祝詞を唱えております。でも問題なし(笑)
なお、神棚は東か南に面するようにするとよく、仏壇と隣り合って置くのはNGです。用意できない方は携帯待ち受けで(笑)
安全な真言
よく受けるご質問で多いのが「どの真言が安全で効果ありますか?」ですが、どの真言も仏様に帰依する内容であることを考えれば、そもそも効果で選んでいる&効果を疑っている時点で罰あたりですな(笑)人間だって、利害損得で仲良くされても嫌でしょうに。
個人的には、ご縁のある仏様の真言を唱えるのが一番だと思っております。私だと阿弥陀如来様や、薬師如来様ですね。
何もない人は、とりあえず観音様系かお不動さんの真言にしておきましょう。
光明真言は大日如来様向けですが、これは宇宙の王様に帰依する内容なので、ご利益目的で唱えると罰当たります(笑)
安全なもので言うと
- ガヤトリーマントラ
- ムーラマントラ
- 阿弥陀如来真言
- 観音真言
あたりかな?
ちゃんと合掌して唱えて下さいね。印は修行を積んでないと危険ですが、合掌は何千年もの間ほぼ事故なしで使われてきた印ですから、一般人でも問題ありません。
敬愛法(恋愛成就や復縁に効果があるとされる愛染明王の術)で有名な愛染明王様のご真言などは、復縁や恋愛成就達成まできちんと毎日108回、砂糖菓子供えながら唱えられるなら止めませんが、そうでないなら失礼なのでダメ。
まあ7回唱えて「ご加護ください」くらいにしておいてね。
そもそも、各仏様がご利益を下さる理由は、人間の悩みを解決してあげることで、悟りの道への障害を取り除くため。仏教に帰依してもらいたくて助けてくださってるだけなので、欲ずくで唱え、ご利益ばっかり欲しがってると、罰あたります。
ご利益目的ではなく、ちゃんと神様・仏様への敬意と帰依を表しましょう^^
お経・般若心経とは何か
簡単にできる修行
霊能者に必要な体力
天命という名の事故
親が拝めば孫が富む
霊的な意味は探さなくてよい
憑依する連中まとめ
大事な人は占うな
自殺者供養のしかた
自殺者を霊視して見えたもの
神社とお寺のお話。騙されないために
神社やお寺は歴史を調べてから行こう
水子は祟らない
管理人の提供サービスはこちら
管理人の雑多Twitterはこちら
管理人のメアド:forms@spirialcare.com